秋も深まり、ゆずの色が目立ちはじめると、収穫期がやってきます。11月に入ると、山はパッチン、パッチン家族総出でゆずの収穫に大忙しです。街のこともや親せきも手伝いにきてくれます。この頃は農協の搾汁場(柚子搾り工場)もフル稼働。農家のおんちゃんがゆずのコンテナをどっさり積んだ軽トラに乗って、次から次へとゆずを持ってきますので、休む暇もありません。日曜も祝日も休むことなく、その日に集めたゆずはできるだけ、その日のうちに搾ることで鮮度の向上をめざしています。
どんなに、土地や気候風土がよくても、搾った後が肝心です。馬路村では搾った果汁を即座に冷却し貯蔵容器に低温で充填、素早く凍結さす事にしています。この事で果汁の品質が向上し、香りのよいゆず加工品ができあがります。