馬路村農業協同組合の概要
馬路村農業協同組合は昭和22年農業協同組合法施行(農協法第1条/この法律は、農業者の協同組合の発達を促進することにより、農業生産力の増進及び農業者の経済的社会的地位の向上を図り、もって国民経済の発展に寄与することを目的とする)に伴い、産業組合から移行して、昭和23年6月15日に設立しました。 当時の馬路村の人口は、約3,600人いましたが、産業構造の変化で平成30年現在1,000人を割込みました。村の面積の96%が山林であり、農地が少なく段々畑でゆず栽培(45ha)を行っています。 お米も自家消費として13haが栽培されていますが、年々減少しています。馬路村農協では、昔からこの地で生産していたゆずの実を搾り、ゆず果汁の販売をしていましたが、ゆず加工品の開発に力を入れ、多くのゆず製品を作るようになりました。最近では化粧品工場を作り、研究から製造まで行っています。これらの成果として、山村に働く場が拡大しました。馬路村農協は行政と連携しながら、村の活性化に努めています。
組合長の想い
幼いころからゆずに慣れ親しんできたからこそ、全国をゆずで魅了できると考え、農家としてゆずとともに半生を過ごしました。ゆずを全国に広め、ゆず農家の暮らしを守るためにゆずの可能性を信じ続けて馬路村とともに歩んできました。この先も村の豊かな生活が続くことを願うとともに、その営みを守る使命があると考えています。
馬路村農業協同組合
組合長
北岡雄一