そうそう、鬼と言ったら馬路村にも語り継がれている伝説があります。
むかしむかし、相名地区の川の上流に連なる山から、鬼が大きなおにぎりを2つ、
木の天秤棒につるして運んでいたら、ちょうど山を越えようとしたところで
木の棒がバキバキッと折れて、大きなおにぎりをおっことしてしまったそう。
2つのうち1つが、相名の上流に居座って、
時にこどもやおんちゃんの夏の遊び場にもなっている「丸石」。
もう1つは、落とした拍子に割れてしもうた、とのことです。
おんちゃんらの証言によると、
丸石は今でも、山へ帰ろうとして上流へ、上流へと少しずつ動いているようです。