村を歩いていると収穫時期には、村中からゆずのいい香りがします。
村の96%を森林に囲まれた自然豊かな馬路村で、おいしいゆずが作られています。
「つくるからには、一番いいと思うゆずを本気でつくりたい。安心して食べてもらえる
ゆずをつくりたい。」その想いで村の全ての農家が有機循環農法でゆずづくりに
取り組んでいます。肥料には、有機系の菜種油粕や発酵鶏糞、特別にブレンドした
肥料や山で集めた落ち葉などを使い、良質で元気な土作りを目指しています。
豊かな香りで爽やかな味わいのゆずがここ、馬路村にあります。
安田川沿いのくねくね道をしばらくのぼったところに馬路村があります。
春は山菜をとり、夏は鮎を釣り、秋はゆずを収穫し、冬はイノシシをおさえる。
村の96%を占める森林、きれいな空気、澄んだ川・・・
豊かな自然に囲まれた馬路村は、季節の移ろいを感じることができ、
村に住む人も村で流れるゆったりとした時間を感じながら過ごしています。
6月には鮎漁が解禁になります。川には鮎釣り名人のゆず農家の
おんちゃんたちの姿もよく見かけます。川は子どもたちの格好の遊び場になりますが、
おんちゃんたちも負けてはいられません。どんなに草刈りが忙しくなっても川に
行くことは決して忘れません。ゆず畑の仕事の合間をぬって川へ行きます。
夕方になり日が暮れるか、川に奥さんが迎えに来るまでは素直に帰りません。
村のおんちゃんたちは遊び心を忘れない少年の心を持った人ばかりです。
10月には運動会がおこなわれます。
子どもから大人、おじいちゃんやおばあちゃんまで総出の大運動会。
優勝すれば、特に何がもらえるということではありませんが、こうしてみんなが
熱くなれるのは平和な村の証拠かもしれません。子ども相手でも、決して手加減は
しません。みんな負けず嫌いで、いつの間にか大人げなく必死になって取り組みます。
この日ばかりはみんな年の差なんて関係なく地区の誇りをかけて戦います。
村ではよく、野菜が採れすぎたり、誰かにおいしいものをもらった時に
「おすそわけ」をします。留守にしていようが関係なく勝手口にドサッと
置いていってくれるので、ありがたいけれど誰にお礼を言ったらいいか頭を
悩ませることもあります。となり近所の距離が近く困った時に分け合い
自然と助け合いながら村の暮らしが成り立っています。
わずか1ヶ月ちょっとしかない収穫作業は農家だけではとても間に合いません。
遠く離れて暮らす家族も週末に帰ってきて収穫を手伝います。
この時期ばかりは、村の唯一の医療機関である診療所もゆず収穫でみんな忙しいため
開店休業状態です。村の医療費の削減の上では一役を担っているかもしれません。
診療所のお医者さんは話し相手がおらずちょっぴり寂しそう。
また、村の唯一の憩いの場である馬路温泉も収穫の疲れを癒すのにかかせない場所で、
夕方になると村民でにぎわいます。
秋になると子どもたちもハサミを持ってゆずの収穫にくりだします。
あそびたいのは山々ですが家のゆずの収穫を手伝うのが当たり前。
ゆず畑に行くまでの道のりで、会う人に「がんばりよー」とよく声を掛けられます。
近所の人の応援を励みに大人顔負けの手さばきでゆずの収穫を手伝います。
ゆずのある暮らしの中で子どもたちも一緒に成長していきます。
「ゆずはじまる祭」は、ゆずの収穫はじめを祝い、収穫の安全を祈願する馬路村のお祭りです。ゆずづくしの料理やごっくん飲み放題、
馬路・やなせ温泉のゆず風呂無料開放など様々な催しものがあり、この日は1年の中でもっともお客様が来てくれる日でもあります。
900人の村に多い年には5000人もの人がおとずれ、沢山のお客様でにぎわうゆずはじまる祭を村民も楽しみにしています。
この日ばかりは、ゆずの収穫に大忙しなおんちゃん達も収穫を休んでお祭りに参加してくれます。
- 美肌の湯として村民にも
親しまれています。 - 豊かな大自然に囲まれて
四季折々の魅力を感じます。 - 馬路村を一望できる
オススメのスポットです。 - 2017年、日本遺産に認定。
ゆずロードになりました。 - 馬路村自慢の杉を使った
ちょっぴり渋い体験です。 - 樹齢300年以上を誇る
天然杉が無数に立ち並ぶ。 - エンジン等の動力は使わず
水の力だけで上下します。 - 村のおんちゃんたちもみんな
好きな鮎漁は期間限定です。
コールセンターは馬路村とお客様をつなぐ窓口です。
ご注文を受けたり、お客様からの質問にお答えする役目だけでなく、馬路村の空気感を知って頂ける大切なところだと感じています。
村に来たことが無いお客様にも自然豊かな馬路村の空気感を感じて頂けるよう
丁寧な対応を心がけています。ご注文の際はインターネットやFAXが便利ですが、
たまには電話越しに馬路村の空気感を感じてください。
製造は機械を使っていますが昔と変わらない昔ながらの素材を生かした味にこだわって作っています。
ごっくんも使用しているのは、はちみつとゆずと水のみ。シンプルな組み合わせだからこそ活きる馬路村のゆずの香りを届けます。
安心・安全な製品をお届けするために、チェックも手が抜けません。
お客様からご注文をいただくとひとつひとつ丁寧に商品を荷づくりしています。
ただ商品を入れるだけでなく開けた時のワクワクや感動をお届けできるよう
クッション材をタオルにしたりと考えながら取り組んでいます。
お客様によってご注文は違い、時にはひとつの荷づくりで小さな会議が開かれます。
私たちの想いを一緒に込めてお届けします。
ゆず畑の手入れ中に通りかかった人とちょっと話をしているつもりでも、気が付けば本格的な井戸端会議になっていることも
しばしばです。馬路村は住むにはとても不便なところかもしれませんが、住民にはそれを楽しむ強さがあります。
遊びに来てくれたお客様に「素の自分になれた」「本来あるべき自分を見つけられた」と言って頂けることもあります。
細かな四季の移ろいを感じられるほどの馬路村の豊かな自然にはその力があると思います。
そんな馬路村の「ゆずの森加工場」近くに「ゆずの森直売所」があり、時期によってはここにしかない製品があります。
馬路村の大自然の中で作られたゆず加工品に村の空気感も一緒にお届けします。