ぽん酢は鍋に合うポン酢ランキング1位や日本の101村展で大賞受賞など様々なところで馬路村のぽん酢が評価頂いています。

自然の循環の中で有機農法に取り組む馬路村は搾り終わったゆずを堆肥に使用し、ゆずを余すことなく活用しています。

15年以上前、農協の組合長がまだ若かった頃、ゆず畑で考えました。
ずーっと使ってきた化学系肥料は何年経っても畑に地力がついてこない。
おいしく香りの良いゆずを作る為には、山の力、落ち葉や山の腐葉土を
畑に入れて、肥料も有機系肥料に変える事で土に力がついてくる。
10年、20年、有機肥料を使ってつくるゆずとそうでないゆずとでは
雲泥の差がつくはずだ。
いつのタイミングで有機栽培を提案するか悩む日々でした。
その後、神戸大学で開かれていた有機農業学会で有機栽培の仲間たちに出会い、
その後いよいよ有機の計画が進みだしました。

馬路村全体を有機循環農法に変えていこうと、ゆず部総会で提案した時に、
農家の声は激しいものでした。なんで農作業をしんどい方法にするのか、とか
「化学肥料に比べて有機肥料はすぐに効かない」、「有機になると今の1.5倍から
2倍の量を入れないといかなくなるが、坂道を背負って上げるのは大変ぞ、
みんな年が行きゆうしようせんぞ」などの声があがりました。
そんな中で部会長の久保さんが、「安全でおいしいゆずづくりはお客さんも喜ぶろうし
1回やってみよう」と発言しました。
その言葉で、みんなでがんばってみようかと一丸となり、取り組む事となりました。

ひとつひとつの工程がゆずの出来栄えに関わってくる。
農家のアナログが家庭の食卓の笑顔に通じている。
たった人口900人ほどの小さな村の最高のゆずで全国の家庭の食卓を
笑顔でいっぱいにしたいと思い、日々取り組んでおります。
ゆずは1年1作です。ゆずの収穫が終わると1歳、年をとります。
20回ゆずを作った人は20歳、年をとります。
あと何回ゆずを作れるかと思うと1つ1つの工程は手を抜けません。
馬路村をずっと先まで残していくためにここで出来る何かを考え続けていきます。

笑顔になる最高のゆずの香りを生み出す理由

搾り終わったゆずも全て堆肥として畑に戻しています。
年間で搾るゆずは約1000t以上で年間400t以上にもなる堆肥は運ぶのも大変ですが、
地球にやさしく、自然の循環の中で、土壌を守りながら作っています。
馬路村はゆずの実が成長する夏場も朝夕は冷え込みます。
その寒暖の差が、ゆずの果皮を厚くし、果汁は酸味が強くビタミンたっぷりの果実に育つ。
この気候風土に有機栽培という手をかけこだわった農法で土に力がつき、
最高の香りを生み出す秘訣になっています。

有機農法とは化学系肥料や化学系農薬、除草剤を一切使わず、できるだけ自然に近い
有機系肥料・農薬のみを使った作り方。肥料にするのは発酵鶏糞や山で集めた落ち葉など。
この自然の肥料を使うことで、土本来のエネルギーを引き出し、
どんどん土に力がついてきます。
その分、作るのには時間も労力もかかりますが、
安心して口にできる、おいしいゆずを作るためにこだわり続けています。

ゆずはどこで栽培しても同じ香りが出るかというと、そうでもない。
寒暖の差がある産地が香りが良いと言う事が分かっている。寒暖の差が、
ゆずの皮を厚くし、果汁は酸味が強くビタミンたっぷりの果実に育ちます。
馬路村はゆずの実が成長する夏場も朝夕は冷え込みます。
この気候風土に有機栽培という手をかけ、こだわった農法で土に力がつき、
最高の香りを生み出す秘訣になっています。
力強いゆずの香りに古くから村の人々は魅了されてきました。
馬路村のゆず本来の魅力を最大限に活かし、
みんなに喜んで頂けるゆずを作りたいという気持ちがおいしいゆずを生み出しています。

  • 畑が近いからこそ誰よりも良いものを。そう思ってお互いが
    プライドを持ってやっている。草刈りに強制はないけれど、
    草を刈ってないと隣近所に見られると恥ずかしい。
    気が付いたら隣近所と競い合って共に良いゆずを作っていました。

  • 年に1度秋の出荷会議には、生産者の義務として必ず
    出席しなければなりません。会議の出席や、作業日誌の記帳は
    面倒だと思うこともあるけれど、意見を交換し合える大切な行事です。
    育て方を統一し味や香りに偏りをなくすために意見を交換し合います。

年を重ねていくごとに土に力がつき、木に力がつき香りや味が
増していく。こだわり続けてできたゆずで作る商品を更においしいものに
するために合わせる食材にもこだわりたい。とうがらしなどの
ゆずと合わせる食材も馬路村の自然のエネルギーを利用して育てている。
よりよい商品をお届けするために土作りから、
ゆずに合わせる食品選びまで何ひとつ手を抜けない大事な工程です。
こだわり続けているからお客様においしいと言っていただけ、
愛される商品がたくさん生まれました。

馬路村のぽん酢が一番おいしいと言ってくれるお客様がいる。馬路村のゆずで幸せを感じる人がたくさんいる。
15年以上有機循環農法にこだわり続けてきて、おいしさの実感があります。

私たちは、馬路村という人口900人ほどの小さな村の農協です。
山や川などの豊かな自然の中に息づく私たちの暮らしはその小ささに、
あるいは、自然との折り合いをつけながら恵みをもらうスケールの大きさに
驚かれるかもしれませんが、とても愛おしいものです。
そんな、馬路村の空気や私たちの想いも一緒に、馬路村から皆さまに直接お届けしたいと思っています。 
日本各地で人口減少、高齢化、限界集落という言葉が叫ばれるようになりましたが、
いつまでも村の豊かな自然と暮らしが続いてほしいと願うとともに、農協としてその営みを守る使命もあります。